ハルサムが囲碁で成長した姿を見せてくれました。
こんばんは。ハルサムママです。
今日は明後日、文化の日に行われる囲碁大会にハルサムが参加したいと言うので、その大会にエントリーしました。2月以来久しぶりの大会です。
この囲碁大会は大会とは言ってもハルサムが日曜日に囲碁教室に通っている碁会所で行われる小さな大会です。
でも、このコロナ禍にあって大会を開催してくれるのは親としてはありがたいです。
今回の大会はクラス分けされていて、高段者クラス、段位クラス、級位クラスの3クラスで争います。ハルサムは今回級位クラスにエントリーしました。
本当であれば、ハルサムは現在初段くらいはあります。
しかし、その碁会所で初めて大会にエントリーするので、碁会所の席亭から今回は1級として級位クラスにエントリーするように言われました。
まだ碁会所に来る他の人との対局が少なく初段としてエントリーするには、実力がつかめないというのが理由です。
今回の大会の結果次第で今後エントリーするクラスが上がるかもしれません。
この大会は各クラスごとにハンデ戦で行われます。
1人につき4局対局を行い、持ち時間は1人40分です。
1局目を勝つと2局目は1局目に勝った者同士で対局をし、更に2局目に勝つと2勝した者同士で対局を行います。
最後まで負けなかった人が優勝というシステムです。
ハルサムは以前に一度だけ大会に出たことがあるのですが、そのときも同じような感じでした。
その大会では参加者が多かったため6局行い5局目で初めて負けて最後の6局目で勝ち3位になりました。
大会のために今日は練習に時間を使いました。
午前中は主人が囲碁の先生とネット対局をしていました。そこで主人の対局後に先生と対局をしてもらっていました。
その先生の棋力は2段あります。主人はその先生に全く歯が立ちませんでした。
実は、半年ほど前までハルサムもこの先生に指導を受けていました。当時、ハルサムも全く歯が経たなかったです。
主人の級が上がり、ハルサムが指導をしてもらっていた先生に指導してもらうことになったのです。
この半年でハルサムもかなり強くなっています。
先生もハルサムが強くなっていることは他の先生から聞いているようで、ハルサムとの対局を楽しみにしていたとのことでした。
対局はハルサムの黒番です。
囲碁は先手が黒番となります。囲碁は先手が有利と言われております。そこで互い戦といって実力が近い者同士が対局をするときは、白番にコミというハンデがもらえます。
半年前まで全く相手にならなかった先生と今回互い戦で打つことになりました。
対局は終始ハルサムペースで進み、全く先生を寄せ付けず、先生が投了しました。
ハルサムの中押し勝ちです。
中押し勝ちとは相手が降参したため、終局まで打たずに勝つことです。
先生はハルサムがここまで強くなっていることに驚いていました。でも、それ以上にとても喜んでくれました。
自分が教えていた生徒が自分より強くなってくれるなんて、教えて来てよかったと言ってもらえました。
親としてハルサムはとてもいい人たちに囲まれているとつくづく感じます。
そして、囲碁を通じてハルサムをものすごく成長させてくれました。
一番成長を感じるのは目上の人に対する言葉使いです。コロナ禍でネット対局ばかりなので先生と電話で話す機会が増えました。
初めは小声で遠慮がちに話していたのが今では、しっかりと自分の意見を言えるようになり、しっかり挨拶もできるようになりました。
今日の対局のあとも先生に感謝の言葉を伝え、最後にしっかりと「失礼します」と言って電話を切っていました。以前は先生と話し終わると何も言わずに私や主人に電話を変わっていました。このハルサムの成長は囲碁で出会った方々のおかげだと思います。
囲碁は礼節を重んじると言われています。この礼節をしっかりと身に着けさせてくれた先生方には感謝しかありません。
囲碁は色んな意味で心をきたえてくれるゲームです。みなさんも一度体験してみてはいかがですか?