『青いあいつがやってきた』は大人が読んでも楽しめる作品でした。
こんばんは。ハルサムママです。
今日、『青いあいつがやってきた』と言う本を買いました。
青少年読書感想文全国コンクール課題図書です。本には小学校中学年向けとありました。
ハルサムが読書感想文を書くわけではないですが、ハルサムが本屋ですこし読んで気に入ったので買ってあげました。
しかし、本屋から家に帰るとハルサムはEテレでやっている囲碁のNHK杯に夢中になっていて読む気配がありません。そこで私がその間に読んでみました。
はじめに言っておくと、この本は大人が読んでも楽しめます。というか、子供だけが読むのはもったいない本です。
この本のあらすじです。あまり細かく書くとネタバレになるので簡単に書いていきます。
小学4年生の男の子が引っ越してきたことで、様々な環境の変化に直面します。この男の子がその変化により孤独を感じるようになります。学校で友達が一人もできません。しかし、ひょんなことから、あるものと出会うことで、最後にその男の子に変化が訪れるというお話です。
この本を読んでいると子供の時に同じようなことを感じたことを思い出しました。
私も主人公と同じ小学4年生のときに転校しました。
そのとき、私も同じ気持ちだったことを覚えています。
友達を作るのがこんなにも大変だなんて思ってもいませんでした。
小学校低学年のときは誰とでも知らないうちに仲良くなっていた気がします。周りの子供達も興味を持って近づいてきます。私もそうでした。
しかし、当時小学4年生の私はなにが変わったのかわかりませんが、急に人見知りになっていました。
自分からクラスに溶け込むことが出来ず、さらに周りからのアクションに対しての反応もヘタだった気がします。
でも、何があったのか覚えていませんが、知らない間に友だちができていました。
この『青いあいつがやってきた』を読んでいて、胸の中が熱くなりました。先程書いた転校した当時のことが思い出されます。
知らないうちに主人公の男の子を当時の自分に重ね合わせていました。
転校当初の辛かったことが目の前に蘇ってきました。
何十年も経っているのにこんなにも鮮明に思い出すとは思いませんでした。
ただ、私にはある部分の記憶だけはっきりしません。それはどうやって友だちができたのかということです。
そしてこの本をすべて読んだ時私にも彼とおなじことが起きたのかもしれないと思ってしまいました。
子供の頃転校を経験したことのある人は手にとって見てほしい本です。
決して子供のためだけの本ではないと思います。そんな方に聞いてみたいことがあります。
あなたはどうやって友達を作りましたか?