キャッシュレス化が子供の金銭感覚をくるわせる?
こんばんは。ハルサムママです。
今日、ハルサムからこんなことを聞かれました。
なんでカードや電話でお金を払えるのと。
現金というものがありながら、クレジットカードやスマホを出すだけで支払いが終わってしまう、これは子供から見ると私達大人の行動は不思議だらけかもしれません。
小学3年生のハルサムもお金というものがありながら、カードやスマホで支払いをすることが不思議だったようです。しかも、その仕組がうまく理解できないようです。
電話やカードがお金を生み出すとすら考えているかもしれません。
近年急激にキャッシュレス決済が増えてきて、私もほとんど現金を出すことがなくなりました。ハルサムの前でキャッシュレス決済をすることも多いです。
そんな私を見るたびにハルサムは不思議に思っていたのかもしれません。
私もキャッシュレス決済を使い始めた当初、抵抗がありました。
目の前に現金がないのに支払いが済んでしまうということに一抹の不安を感じていました。それがいつしか当たり前になってしまい、今では支払いのほとんどがキャッシュレスです。
なんで、カードやスマホで支払いができるのか?
改めて聞かれるとその仕組をしっかり知っているわけではないことに気づきました。
知っていることと言えば、クレジットカードか銀行口座から支払った分の金額が引き落とされたり、現金をチャージして使えることくらいです。
このキャッシュレス化の現状を考えると、ハルサムは今後きっぷを買って電車に乗るということをしないまま大人になっていくかもしれません。
バスだって、現金を運賃箱に入れて乗ることをしないかもしれません。
そして私はハルサムに普通に交通系のICカードを持たせて電車に乗せています。
よく考えると今までハルサムは一度もきっぷを買ったことはありません。
すべてキャッシュレスで済んでいることで、このカードさえあれば、どこにでも行けると考えても不思議はないと思います。
きっぷを買えば、行きたいところまでいくらかかるかわかります。しかし、現状、チャージされている額が足りていれば、目的地までは行けるわけで、そこまでかかる運賃をわかってはいないと思います。
目の前に現金を出さない分、提示された金額に対して支払うときの抵抗感がなくなってきているように思います。
こういうことが続くとハルサムの金銭感覚を私が子供だったときよりも希薄にしてしまうように感じます。
もし、今以上にキャッシュレスが当たり前になれば、きっときっぷの販売機はすべてなくなるかもしれません。
そうなる前にハルサムに金銭感覚を身に着けさせるため、そして、きっぷを買って電車に乗るという体験をさせるため、現金ですごす日を設けてみたいと思います。