ハルサムママブログ

お菓子作り&料理が大好きな一児の母です。囲碁大好きな息子ハルサムのことや私の作ったお菓子たちを載せていきます。

主人のNTTドコモ株の行方

こんばんは。ハルサムママです。

 

今日仕事から帰るとポストに主人あての封筒が届いていました。

その封筒の差出人はNTTドコモです。

 

先日ニュースでNTTドコモをNTTがTOB上場廃止にするとやっていました。

それはどこか他人事にとらえていたのですが、この時期にNTTドコモからこんな書類が来るということはもしかして、NTTドコモの株を主人が持っていたのでしょうか。

主人もこのニュースを一緒に見ていたのに何も言ってませんでした。

ちょっと嫌な予感がします。

 

結婚する前から主人が株をやっていることは知っていました。

でも、今まで主人には勝っているのか負けているのか聞いたこともありません。

素人からすると株はギャンブルのようなものなので、そうそう勝てるものではないと思っています。なので負けているとなると、どれだけ損失が出ているのか聞く勇気がないのです。

 

TOBについてはニュースを見てだいたいのことは理解しているのですが、それによって損失が出るのか利益が出るのかはよくわかりません。

気にはなるのですが、勝手に封筒を開けるわけにはいかないので、悶々とした気持ちで主人の帰りを待ちました。

 

主人が家に帰るとその封筒に手を伸ばしました。

今だと思い、主人に聞いてみました。

 

私「NTTドコモの株持ってるの?」

主人「持ってた」

私「え?」

主人「TOBの価格に近くなったから売った」

私「なにそれ。」

主人「もうドコモ株もってないってこと」

 

よく意味のわからない私に主人が説明してくれました。

 

NTTはTOBの際、この金額でドコモ株を買い取りますよというふうに、金額提示します。株式市場でドコモ株はその価格近くまで上がり、その提示額以上になることはないそうです。

そこで主人はNTTが提示した株価に近づいたため、持っていたドコモ株をすべて株式市場で売ったのです。

 

で、問題は利益が出たのかです。

主人に思い切って聞いてみました。

主人はさらっと結構もうかったよと一言。

私としては利益が出ているとわかった以上追求しないわけには行きません。

 

そして、判明した利益は驚くべき額でした。

 

その利益はというと、税引前で28万円ちょっとということでした。

 

なにがどうなってそんな利益が出たのでしょう?

 

主人は2年ほど前、NTTドコモ株を1株2500円で200株購入したそうです。そのとき、主人としてはかなりの割安と感じたと言っていました。

そのまま、配当もいいし、値下がりしないのでそのまま持ち続けていたとのことです。

だから今回TOBがなければ、ずっと持っているつもりだったようです。

 

しかし、今回TOBによりNTTドコモ上場廃止になるため、株を持っていても仕方がないので売ることになったのです。そして、NTTが提示した3900円という買取価格に株価が近づいたため売ったそうです。実際主人がドコモ株を売った株価は3885円ということでした。

 

そこで疑問が出てきました。なぜ、NTTドコモ株を売ったのにNTTドコモからこのような郵便物が届くのでしょう?

 

すると主人が封筒の中身を確認しました。

その封筒の中には3月末時点でNTTドコモの株主だった人すべてに同じ書類を送っていることがわかりました。

この書類には買取価格の3900円で買い取るための手続きのやり方が書いてあります。

主人は株式市場でNTTドコモ株を売ってしまいました。しかもこの買取価格より安い価格で。

 

主人はそのことについて、説明してくれました。

本来、この手続きをして買い取ってもらいたいけど、その手間がかなり大変で換金までに時間もかかるそうです。それであれば少し安くても早く現金化できる方が主人としては魅力的だったようです。

 

では、どんな人がこの手続きを行うのでしょう?

 

これについても主人が説明してくれました。

株主の中にはかなり多くのNTTドコモ株を所有している人もいます。

所有している株が多くなればなるほど、株式市場での株価と買取価格の差がすこしであっても、実際の金額は大きくなります。

そこで手続きを行い買い取ってもらうのです。

 

今回主人は200株しか持っていませんでした。今回売却したときの株価と買取価格の差は15円でしたので、3000円安く売ったということになります。

それがもし1000株所有していれば、15000円やすくなります。そうなるとさすがに手続きを惜しんで、失う価格としては大きいです。

このため、株主には買取価格で買い取る手続きをして貰う必要があるのです。

今回、株式投資の奥深さを知った気がします。

 

結局主人には株で勝っているのか負けているのか聞くことは出来ませんでしたが、ある程度知識を持って株式投資をしていることがわかりすこし安心しました。

 

今日のことですこし株式投資を始めてみたくなりました。